ふいちゃんの中国日記


ご挨拶

2005年9月25日 ふいちゃん
ひょんなきっかけで中国大連で生活するようになり、忙しいながらも毎日が新鮮である。仕事上、生活上、日々新しい発見がある。わたしにとって種々感じたことをいろいろと書きつらねてみたいと思う。

 10年ちょっと前に中国関係の仕事に携わった経験のある私は「中国という国」が大好きである。中国へ旅行した人は大きく二つに分かれるという話をよく聞く。すなわち、”中国大嫌い”と”中国大好き”とである。前者はもう二度と行きたくない、後者はまた行きたい、となる。私はまぎれもなく後者のほう。

 私が中国を初めて訪れたのは旅行会社主催のツアーで、いまから26〜7年前だったと思う。そのころは当時の日本からみてもさらに30年以上も前の日本をみているような気がしたものだった。日本から持っていけるお土産もいろいろとあった。極端な言い方をすれば何でも喜んでもらえた。しかし、昨今はご存知のように日本には中国製製品があふれている。

 中国も豊かになり、日本にあるもので中国にないものはほとんどないように思える。made in Chinaの品物を土産にもらってもあまり嬉しくはないだろう。10年ほど前はパンティストッキングがとても喜ばれた。理由は中国製はすぐに破れるけど日本製は丈夫で長持ちするということだった。だが、いまはどんな土産物にするかで苦労する。

 中国関係の仕事を通じて得られた貴重な体験を活かそうと、職探しは一貫して中国関係にこだわってきた。2005年6月初旬に学生時代の先輩から電話が入り、顧問をしている大連の工場で人を探しているがどうかね、という内容で、そこの董事長が6月下旬に日本へ行くことになっているから会ってみないかということだった。

 私に躊躇するものは格別なかった。そんな経緯があって下旬に面接を受け、7月25日に大連に入った。もともと日本人が二人いたのを一人にしたこともあって毎日が忙しいけれど充実した日々を過ごしている。