ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

九碗

2012年5月17日

四川省のある田舎の話。中国の友人に聞いた話であるが、以前、中国の結婚式の披露宴で来客をもてなすとき、九種類の料理が出されたのだという。そのため、結婚披露宴の料理を九碗と言うようになったそうだ。

そして料理は3日間ふるまわれるのだという。しかし、これはなにも驚くほどのことではなく、日本の田舎でもわたしの小さい頃は皆そうだったのだ。親しい近所付き合いの人や、親戚筋にはやはり3日間ふるまっていた。ふるまう方も当然のごとく思っていたし、招かれる方も同様だった。そういう風習だったのだ。

九碗という言葉はわたしの持っている辞書には載っていない。だからある地域に限定された言葉なのであろうが、しかし、かなりの広範囲で使われている。その地域では現在でも一般的に使われているという。

実際の料理の数は九種類よりも多いという。中国でも最近はホテルやレストランなどで披露宴を行う人は多いが、農村部では広い庭にテーブルが用意されて宴席になるのだという。

味はおいしいのだが、土間に鍋を用意して料理するのであまり衛生的ではないらしい。ときには砂埃なども舞うのだという。煮物ばかりで煮沸消毒はしっかりなされているから病気の心配などはしなくてもいいめでたい席なのだ。