ふいちゃんの中国日記

つれづれ編

長寿

2012年7月2日


用があって郵便局へ行った。わたしよりはるかに年配と思われる男の人が既にいすに座っていて、順番待ちのわたしに話しかけてきた。

「蒸し暑いね。」
「そうですね。節電でクーラーが入っていないようですから。」
「外はもっと暑いだろうか。」
「日陰は外のほうが涼しいかも判りません。」
「失礼ですが、今おいくつですか。」
「95。」
「長生きでなによりですね。」
「この間、電話したら、今、いっぱいだから少し待ってくれと言われた。」
「今、100歳以上の人が増えてますよ。お元気そうで、100歳突破頑張ってください。」
「いやあ、もう充分生きたよ。もう向こうへ行ってもいいのだが、しかし、まだ空きがないので少し待てというから。」
「○田さん」と呼ばれて窓口に行って通帳を受け取った○田さんが戻ってきてまた言う。
「寝たきりじゃ長生きしてもつまらない。」
「毎日散歩しているのですか。」
「少しだけど、毎日散歩しているよ。」
「じゃあ、私はこれで。」
と言って、○田さんは郵便局を出て行った。

やがて、わたしの順番がきて、窓口へ行ったとき局長さんに聞いてみた。
「さっきの人、95歳ですってね。」
「書類の字もめがねなしですらすら書いてしまいます。」
「ふーむ、全然ぼけていないのですね。あやかりたいものですね。」
「ところで、ゆうちょ夏のプレゼントキャンペーンで、汗拭きシート、扇子、冷蔵庫用カーテンからどれがご希望ですか。」
と言われて、「これが今様ですね」と冷蔵庫用カーテンをいただいたのであった。

この炎天下を帽子をかぶって郵便局へやってきて用を足す「○田さん」は軽く100歳を突破する長寿と見る。