ふいちゃんの中国日記

つれづれ編

杖を忘れる

202年9月9日


日本百名山の一つ山梨県の瑞がき山の麓へウォーキングに出かけた。総勢約35人である。

樹林帯の中の遊歩道でひと休憩いれたあと、歩き出して3~4分してGさんが杖を忘れたと前の方で騒ぎだした。

ウォーキングの人で杖を使う人は多い。スポーツ用品店で売っているプラスチック製の杖である。

特に山の要素が入ってくるウォーキングになると9割くらいの人が使っている。

一種のファッションのようですらある。二本使う人が多いが、なかには一本だけの人もいる。

後ろの方にいた人たちが慌ててさきほどの休憩場所へ引き返す。
しかし、いくら探しても杖は見つからない。

やがて、Gさんも戻ってきて「ああ、これこれ」と手に持ったのは途中で拾った棒きれなのであった。

皆、小さな声で囁く。「なーんだ、てっきりプラスチック製の杖だと思ったよ。
道理で見つからないはずだ。」。

「あんな棒きれなどごろごろ転がっている。なにも戻る必要などなかったのに。」

Yさんが言う。「うん、大丈夫だ。Gさんは痴呆症ではない。」