ふいちゃんの中国日記

つれづれ編

千曲川源流トレッキング

2013年10月26日


2013年10月2日、長野県川上村の毛木平駐車場から千曲川源流へ向かった。日本一長い川といわれる信濃川は新潟県では信濃川と呼ばれるが、その上流の長野県では千曲川と呼ばれる。「五木ひろし」の「千曲川」の歌で知られるあの千曲川である。

だから、千曲川源流は信濃川の源流でもある。このコースは中級向きで、金峰山と同じほどの険しさである。源流の標高は2200mで、源流地点にある案内板によるとここから1時間10分で甲武信ケ岳(標高2475m)である。


資料によると信濃川の源流は山梨県、長野県および新潟県の県境である甲武信ケ岳にあるというから、私たちが上った源流地点というのは甲武信ケ岳の一部なのかも知れない。

毛木平から源流までは3時間の行程であった。さっそく沢へ降りて手を洗ってみたところ、水は冷たかった。上りで汗をかいて感じなかったが、標高2200mはかなり気温が低いのであろう。昼の弁当を食べているあいだに身体が冷えてきたのに気づいてあわてて防寒着を着た。

しかしその時、メンバーのZさんは疲労と寒さの故か、両足に痙攣が起こり倒れてしまった。顔には血の気がなくなっている。すぐに心得のある女性メンバーが靴を脱がして足首を手でもって身体方向に曲げて保持している。足の痙攣にはこれが有効なのだという。


一度痙攣が治まったのでみんながほっとしていたら、再び痙攣が始まったのであわてて同じような処置を施す。大連にいたころ、わたしも夜寝ていたとき、こむら返りの経験が何度かある。あれは非常に痛く、痙攣している筋肉はカチカチに固くなっている。当時知識がなかったわたしは起きて痛みを我慢しながら硬直した筋肉を手で揉んでいた。すると筋肉が柔らかくなり痛みがすうっと治まっていく。

2度目のこむら返りのとき、カチカチになった部分を手揉みしたら固さがすうと取れていくのがわかった。幸いZさんは無事回復し自力で下山することができた。

源流地点は電波が届いてなく携帯電話が使えなかった。メンバーの二人が先行して毛木平駐車場まで下りて救急車を呼んだ。上りの半分の1時間半で毛木平駐車場へ着いたという。私たちは上り以上の時間をかけて毛木平駐車場近くまで下りたとき、救急隊の人が二人担架を持って上ってきた。そして空には救急ヘリコプターもやってきた。救急隊の人が自力で下りてきたのを確認してヘリコプターへ連絡したのであろう。ヘリコプターは上空を一度旋回したあと引き返していった。

紅葉には少し早いがナナカマドは赤くなっている。秋は日の暮れるのが早い。幸い暗くなる前に毛木平駐車場へ着くことができた。このときわたしは懐中電灯を持っていなかったのである。これを教訓にしてその後、小型LED懐中電灯をリュックの中にいれることにしている。