ふいちゃんの中国日記

つれづれ編

はっきり言わない個人病院

2014年3月30日


初めは風邪の症状だった。風邪薬を飲んで二日目の夜、症状が軽くなり峠は越えたと思った。それで三日目はもう風邪薬を止めた。ちょうど高血圧の薬がなくなったのでいつもの医院へ行った。

この医院は電子カルテを使用しており、医師の代わりに看護士が問診する。問診の内容をコンピュータへ打込み、医師はそれと同じ画面を呼出して内容確認をしている。不足部分があると医師自ら入力して追記入するのだが、キーボード操作に慣れていないのか、入力速度はじつに緩慢である。

わたしは全く気が付かなかったが、問診のときに看護士がわたしに黄疸がでているという。看護士問診が終わると中待合で待つことになる。順番がきてわたしの番になって、医師はすぐに超音波検査をするという。

検査結果は胆嚢炎である。そこからの医師の言動がおかしいのである。わたしにぐっと近づき声をひそめて言う。
 「もし大病院へ行きたいのであれば紹介しますがどうしますか」
わたしは「この医院でも治療できますよ」のニュアンスで受取ったので
 「こちらでお願いします」
と答え、すぐに点滴が始まった。

しかし、点滴の途中から高熱になり身体が震えだしたところまでは覚えている。そのあとどうやら私は気を失ってしまったらしい。昼前に始まった点滴だったが、わたしが目覚めたのは午後三時半ころで、側に家内がいた。病院が呼んだようだ。

あとで聞いたのだが、医院側は「本人が希望したのでここで治療していたのですが、大病院へ行ってください。」と家内には説明したのだという。初めから「ここでは手におえないので大病院を紹介しますからそちらへ行ってください」とはっきり言われれば、遠回りをしなくても済んだのだ。

けっきょく、大病院へ着いたのは午後四時半だった。すぐ、胆嚢のCTスキャンが撮られ、鮮明な画像をわたしも見ることができた。胆嚢の内側が一ミリ厚で白くなっている。説明によるとこの白い部分は膿だという。そして局部麻酔して直接、胆嚢に専用の注射針を刺し込み、炎症の起きている胆嚢中の胆汁を吸い出すことになった。

先生がわたしに見せてくれた、試験管に移された吸い出した胆汁は真っ黒だったので少しびっくりした。本来、胆汁は黄色系である。そして、そのまま入院となったのである。