ふいちゃんの中国日記

つれづれ編

峠を越す

2014年6月29日


江戸時代~明治時代、西洋の文化を取り入れた際、これまでになかった概念などの日本語訳がたくさん生まれたという。それはほとんど中国に逆輸入され今日まで使われているそうだ。電話、倶楽部、銀行、果実、食物等々の和製漢字漢語は約2000語に及んでいるという。

しかし、「峠」という字は中国語にはない。この和製漢字はなぜか中国に逆輸入されていないようだ。日中辞典(小学館)で調べると中国語では「山嶺、山頂、嶺、山口、緊要時期、危険期、等」の状況説明になっている。この点、「峠」は中国語のこれらの情況をたった一字で説明できるので大変便利である。

たとえば、病気で重篤状態になったがやがて持ち直して快方へ向かいだしたとき、病状は「峠を越えた」という。ISO9001の審査資料の作成で根気を詰めた作業が終了し先が見えてきたとき、準備も「峠を越えた」という。またある製品開発で技術的問題点が解明され残りの作業時間が計算できるような状態になったとき、製品開発は「峠を越えた」という。

そのほか、「畑」や「竜」なども中国語の辞典で見つけることができない。わたしの知っている中国人は「畑 tian2 ティエン」「竜long2 ロン」などと発音している。また「諏訪湖」の「諏」も「qu3 チューウ」と発音している。しかし、これは逆引き辞典で調べると「zou1 ゾウ (書)相談する」になっている。

参考・引用:中日辞典(小学館)
       Wikipedia辞典
       矢津佰生さんブログ