ふいちゃんの中国日記

つれづれ編

自画自賛

2015年1月6日


「自画自賛」は日本語でもよく使われる。当然中国語の成語だと思い込んでいた。しかし、手元の中日辞典にもないし日中辞典にもない。インターネットで調べても日本語の自画自賛と中国語の自画自賛との関係が見つからない。

けっきょく、自画自賛は日本語だけなのではないかと思うようになった。しかし、いかにも中国から伝来した成語のような雰囲気一杯の言葉である。

中国語を勉強しだすと「画画 hua4 hua4 フア フア」はけっこう早い時期に出てきたような記憶がある。初めの「画」は動詞で「(絵や図などを)かく。」、後の「画」は名詞で「絵」。名詞にはしばしば「儿」がついて「画儿」となることが多い。

釈迦に説法で恐縮だが「自画自賛」は「自分のかいた絵を自分でほめる」だから「手前味噌」である。じつはごく最近まで「自画自賛」の「画」は「絵」だとばかり思っていたのだが、これは動詞の「かく」であろうと思うようになった。

「自分で(絵を)かいて自分で(絵を)ほめる」とすれば「画」と「賛」が動詞で対応がとれるようになる。片方が名詞でもう片方が動詞ではちょっとつりあいがとれないのではないか。

ちなみに「自画自賛」に対応する中国語は「自賣自誇 zi4 mai4 zi4 kua1 ズー マイ ズー クア 自分で売っている物を自分でほめる。」で成語ではない。こちらは動詞と動詞でちゃんと対応がとれている。


<註>
画画 hua4 hua4 フア フア 絵をかく。
自賣自誇 zi4 mai4 zi4 kua1 ズー マイ ズー クア 自分で売っている物を自分でほめる。