ふいちゃんの中国日記

つれづれ編

医院も人気商売

2015年4月26日


 ウイルス性イボが足の親指にできたのでQ皮膚科に通っている。ここの先生は患者に治療の全体像を全く説明してくれない。わたしが聞いたのはただ、「これはウイルス性イボです。」と「10日か1週間に一回通ってください。」だけ。治療は液体窒素を沁みこませた綿棒で患部表面を万遍に押し付けるだけ。治療は一分もかからない。
 しばらく通ったが全然表面の変化がないので「塗り薬とか飲み薬はないのですか。」と聞いたら「以前は抗がん剤の飲み薬がありましたが、副作用が高いので今は使われていません。」だった。
 そしてまたしばらくして、「治るときは皮膚からイボが消えるのですか。」と聞くと、「いえ、そうではありません。イボのある部分の皮膚全体がぽろっと脱落します。」だった。なるほどぽろっと落ちるのだ。と疑問を呈するたびに説明があって治癒に至るまでの全体像が少しずつ分ってくる。
 またしばらくして、「ぽろっと脱落するのは寝ているうちにですか。」と聞くと、「いや、風呂に入っているときに脱落します。」だった。
 三か月ほど経過して風呂上りに一部脱離していたのでピンセットでつかんでゆっくりと剥いでいくとすんなりと脱離した。ただし、一部1.5㎜ほどが脱離しなくてつながっているので切るわけにもいかず元に戻しておいたら、なんときれいにもとの状態に一体化してしまっていた。
 つぎの治療のときにそのことを医師に報告したら「言っている意味がわかりません。」とぜんぜん取り合ってくれない。
 そしてまたしばらくして、「治癒するまでまだ大分かかりそうですか。」と聞いたら、「治療を始める前の期間が一年だったら、治癒するまでにやはり一年かかります。」、「気がついて一週間くらいで病院に来たのですが。」と言うと、「気がつくまでに一年かかっていた可能性もあります。」という返事。
 けっきょく半年経ったがまだ脱離していない。この間、医院に大きな変化があった。当初の三か月くらいは患者数が多く、いつも予約をいれてから一時間半~二時間後でないと診察してもらえないほど混んでいたのに、二月頃から患者が激減して予約なしで行っても十分も待たなくて済む。
 娘に「こういう状況だけど何かあったのかねえ。」と聞くとこうだった。いまママ友の間でこういう情報が流れている。小さい子供をつれた母親が診察室に入ったとき、その小さな子供がなかなか泣き止まなかったという。すると先生は「うるさい。出ていけ。」と大声で怒ったというのだ。しかたなくその母親は診察室をでて結局診察を受けることはなかったのだが、診察費はちゃんと請求されて支払ったのだという。
 今その話がママ友の間で囁かれていて、それでいままでQ皮膚科へ行っていた多くの女性軍が駅前の某皮膚科へ流れているのだと言う。
 医院も人気商売の一つなのだと思わざるを得なかった。