ふいちゃんの中国日記

生活編/街の風景

命綱がない

2006年10月5日

壁を塗装している。日本のようにゴンドラではなく、1本の綱に作業者が身を託している。
姿勢が安定しないから右に左に揺れながら壁を塗っている。
こうして上から塗りあげながら下へ降りてくる。高いところは優に20mはあるのでいくら太いとは言え、切れない保証はないだろうし、切れたら一巻の終り。
4〜5mの高さからでも落下したらどこかの骨1本くらいは簡単に折ってしまいそうである。

太さは直径30mmほどでいかにも丈夫そうではある。
それとなく近寄ってみるとけっこうロープは痛んでいる。
こういう作業は仮に万が一ロープが切れても大丈夫なように細い命綱を使うのが安全ではないのかなと心配しているのはわたしだけなのだろうか。
日本でも通用する作業方法なのだろうか。