ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

春宵一刻値千金

2016年5月6日


 春宵一刻値千金(chun1xiao1 yi1ke4 zhi2 qian1jin1 チュンシアオ イイカー ジイ チエンジン)は「春宵一刻値(あたい)千金。」となっている。昔の人はこのままの順序で読んで理解できていたようだ。江戸時代、知識層における漢文水準は相当高かったということであろう。
 春宵 春の夜。
 一刻 わずかな時間。
 値  あたいする。
 千金 (比喩)貴重なもの。

 “春の夜はわずかな時間もとても貴い。”しかし、これではわけがわからない。これは蘇東坡の「春夜詩」で、さらに続きがある。

 春宵一刻値千金 春の夜はわずかな時間もとても貴い。
 花有清香月有陰 花にすがすがしい香りがあり、月は曇っている。
 歌管楼台声細細 歌や吹奏楽器の音は(止み)高殿に音は小さい。
 鞦韆院落沈沈  ブランコは中庭で静かに止まっている。

 じつはこれは恋の詩というのが専らの解釈らしい。各位、いろいろと想像を働かして、日本語らしい言葉で意訳するのも一つの方法。