ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

累得要命

2016年11月16日


 累得要命(lei4 de5 yao4 ming4 レイ ダ ヤオ ミン)は「ばてる。」

 なぜこの言い方に出会ったかというと、山登りでわたしが“ばてた”からである。山登りで“ばてる”なんてわたしにとって初めての経験だった。原因ははっきりしない。トレーニング不足か、体力の衰えか、スピードが速かったのか、原因がわからないので対策も決めてが浮かばない。

 標高さ600mの急な上りを助走もなしに一気に登りだしたのだった。1/3程登った段階で身体の異変を感じ出した。急坂を上るときは軸足のふくらはぎに疲れがどっとやってくる。しかし、これまではその疲れも短時間で回復し、それを右、左と交互に足を運んで上へと登っていっていた。

 今回はふくらはぎの疲れが回復せず、無理して登ろうとすると脚が攣って来る。これはやばい状態だと判断して登りを中止した。無理をして登っていればほぼ確実に脚に痙攣が起きていた可能性が高い。

 今年10月に亡くなった女性登山家の田部井淳子さんが言っていたそうである。「登り始めの30分は“えっこんなに遅いのか”、と思うほどゆっくり登り、体を十分温めてから、速度を徐々に通常ペースに上げていくことが重要だ。」と。

 この考え方でいくと確かにスピードは速かった。登りだしたらいきなり急な上りで身体を暖める時間的余裕はなかったのだ。しかし、同じように登っていて10人中わたしだけがばてたのだから、やはり体力の劣えが最大の要因だったのかもしれない。

<註>(小学館:中日辞典)
累 疲れている。
得 動詞や形容詞の後に用い、結果・程度をあらわす補語を導く。
要命 ②程度が甚だしいことを表す。」▶多くは補語に用いる。