ふいちゃんの中国日記

つれづれ編/フットパス編

甲府道祖神幕絵(その1)

2018年2月12日

2018年2月3日、甲府道祖神幕絵ゆかりの地を訪ねるフットパス3.5kmに参加。資料「甲府道祖神祭り(山梨県立博物館)」によると、明治5年に明治政府は道祖神祭りの禁止令を出したそうである。


甲府城下はそれを聞き入れ、道祖神祭りは姿を消したそうである。


いまも残っている明野町や徳和地区のように甲府城下から遠く離れた地域には明治政府のご威光も行き届かなかったことが推測される。


しかし、現在、甲府城下の道祖神祭りで使われていた幕絵が3枚残されていて、内2枚は山梨県立博物館に常設展示されている。

歌川広重(初代と二代目)が制作した幕絵のことも記録上残っているそうだ。

道祖神祭りは厄払いの祭りでもある。

甲府城下町の商人たちは「外部からの厄災を防ぐためにまち全体に幕絵を張り巡らせたのではないか」と考えられているという。

当時の幕絵は縦3m、横9mの巨大な物であったことが検証されている。