ふいちゃんの中国日記

自然編/動植物

コオロギ

2007年10月22日


「秋は突然やってくるのではない。夏のうちから周到に準備されているのだ。」というような言葉を聞いた記憶がある。

9月上旬童牛嶺は秋の気配が濃くなり、草むらの中からコオロギの鳴き声が盛んに聞こえるようになった。

夏の間は小さかったコオロギも秋が深まるにつれて随分と大きくなっている。

中国ではコオロギはどう鳴くのか、まだ確認していない。

案外ない可能性もある。蝉だって中国では只一種、「知了」しかないのだから。

コオロギは虫+曲と左右にくっつけて書いて「ququ チュウチュウ」である。

コオロギの鳴き声は心が静まってくるものだが、中国でも同じなのかもしれない。なにせ虫+曲と書くのだから。

【註】
知了 zhiliao ジーリアオ 中国の蝉はどれも「ジーリアオ、ジーリアオ」と鳴くという。