ふいちゃんの中国日記

生活編/街の風景

しばし、休憩

2008年10月7日



清掃員がここでよく休憩をしている。この位置は交差点の角でRがつけられていて、右も左も前も見渡すことができる好条件を備えた場所なのである。おまけに傍にヤナギの木があり、日陰にもなっているのだ。

たとえば、彼の管理者がこの人を見つけても視野に入ってきてからの距離が短いので、慌てて立ち上がればどの位ここで仕事をさぼっていたかがわからないのである。この場所は見えてはいるものの一種の死角と言っていい。

こうして1時間以上もここで午後の休憩をすることになる。しかし、この人は後ろには目がないようで、まったくわたしの存在には気がついていない。だが、さぼっているとはいえ、いつも左右前後に目を配っていなければならないので、気はあまり安まらないのかもしれない。