ふいちゃんの中国日記

生活編/出来事

熱水と冷水

2009年3月3日

成都空港近くの「航空賓館」へ泊った。一泊180元と安かったのだが、安いだけのことはあった。

普通、こういうのは左に回すと熱水が、右に回すと冷水が出るという表示である。だが、この装置は全く調整ができない。左右にどう回そうと一定の温度の湯が出てくる。奇妙に思って写真に撮った。

いま、この写真を見てフムフムと合点がいく。つまり、本来この機器は左が熱水、右が冷水だったのであろう。しかし、施行のとき、右側の配管は省略されたのだ。建物の検査のときはまだ配管前で、鏡の字のように左は熱水管を右は冷水管をつなぐ設計とでも説明して合格になったのではあるまいか。

宿泊客の好みで調整するのでなく、供給元からある温度の湯が供給されることにしたのだ。配管は一本で充分という経営者の考えなのであろう。