ふいちゃんの中国日記

観光編/大連近郊

横山寺

2009年5月30日

仏教のお寺へ行った。と言うより、あるカラオケ店のイベントに参加してついて行ったのである。着いてみたら「あれ、横山寺だ」などと想像もしていなかった名前らしく口々に言っている。一人200元。店のカラオケお嬢さんは無料という。

横山寺は山の中にあった。名前からみるとなんだか日本のお寺のようだが場所は旅順である。大黒山の麓にある金州の朝陽寺にもこのような模様が見られる。そしてこの模様がそっくり日本へ伝わっていることはすでに紹介した。
木の板をカーンカーンと叩いて何か合図をしている。一回りして帰ってきたお坊さんに何かと聞いてみたら「上課」だという。ほどなくして大勢のお坊さんが集まってきて本堂の中へ入っていった。そしてカラオケお嬢さんたちにも召集がかかって中へ入っていった。

「上課」というのはこれだったのだ。全員が唱えると同時にマイクも使っているので大きな声になっている。カラオケお嬢さんたちもすごいまじめな表情である。すぐに終わるということであったが、なんと50分もかかってようやく終了した。その間、そとでずうっと待っていた。

食事だというのでバスでどこかへ向かうのかと思っていたら、このお寺の精進料理が昼食であった。セルフサービスで、入り口でプラスチック製の容器を2個渡される。1個にはご飯をもう1個にはおかずを入れるのである。食堂に入ったらまず真っ先に「話しをするな」という貼紙が眼に入ってきた。飯を食うときに話しをするなとは無茶なと思ったがけっこう皆話しながら食事をしていた。

肉なし。文字通りの精進料理である。ジャガイモ、白菜、米線その他であったが、味は格別おいしくもなかったしまずくもなかった。

【註】
上課 shang4 ke1シャン カー 授業
米線 mi3 xian4 ミーイ シエン やや太めに作られたビーフン