ふいちゃんの中国日記

観光編

瀋陽・棋盤山・蜂蜜

2009年7月10日

五月下旬から6月上旬にかけて棋盤山付近はアカシアの花が真っ盛りである。開花時期が大連より1週間〜10日間遅い感じである。

棋盤山に入るときは立派な門があって入場料を徴収されるが、出る方向には門もなければ料金も徴収されない。つまり、反対方向から入れば出入り自由ということである。と言っても反対側の出口まではおそらく10km以上の距離はありそうである。

出口の近くに養蜂業者がミツバチの巣箱が置いてあったのでちょっと寄ってみた。成都から花を追ってやってきたのだという。成都は2月下旬から菜の花が満開になる。やがてミカンの花が咲き、ちょうど五月までは蜜源がある。成都から直接瀋陽へやってきたのであろうか、それとも途中でどこかへ寄ってから来たのであろうか。
アカシアの蜂蜜には独特の甘味があって大変おいしい。交渉すると1斤20元で売ってくれるという。ポリ容器2瓶で合計7斤(3.5kg)を買う。

アカシアの花の季節には大連にも養蜂業者が毎年やって来る。大連へ帰ってきてからある友人とアカシアの蜂蜜の話をしていたら、大連では1斤8元で売ってくれるという。してみると随分安いと思って買ったのであったが、けっこう高かったのだと知ることになった。

これが商店で売られるようになると混ぜ物が入って1斤40元位になる。純粋なアカシアの花の蜜と、商店で買うアカシアの花と称する蜜との間には味に雲泥の差がある。

今、わたしの部屋には養蜂現場から直接買った、純粋な菜の花の蜜とミカンの花の蜜とアカシアの花の蜜と、商店で買った水飴状の混ぜ物の入っていると思われるアカシアの花の蜜との合計4種類があるがそれぞれ味がちがっている。