ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座/成語

志同道合

2009年7月12日

これは成語である。意味は「志と信念を同じくする;<転>意気投合する(小学館:中日辞典)」。中国語がわからなくても漢字文化圏の人であればほとんど意味が理解できると思う。日本語的に解釈すれば“志が同じで、道(やり方)が合っている”。

同じ日本人の間でも考え方、やり方が違うのだから、ましてや日本人と中国人との間で考え方ややり方が違うのは“正常(zheng4 chang2 ジョン チャン)”と言える。

同じ会社組織の中で目標は同じである。ただ、それを達成するための考え方ややり方が違うということである。日本人のトップがいる会社で、中国人がまるで自分がトップであるかのように振舞って行動すれば矛盾が生じるのは当然である。

日系企業の中で、合弁であれ独資であれ、日本人トップがしっかりしていないところはNO.2の中国人が実際に工場を動かしているところが多い。そういう場合、日本人トップは自分なりの情報網を持っていないと浮き上がってしまうことになり兼ねない。

中国特有の複雑な事情に疎い日本人トップに狡猾な女秘書がついてしまうと、気がついたときには賄賂の世界にどっぷりとつかってしまっていたりする。

購買担当者が、ある金型を本来15万元(2,175,000日本円)だったところを13万元(1,885,000日本円)に値引きしました。会社へ2万元の貢献をしました。とアピールしても実際は10万元の見積価格を自分の懐へ3万元入るように13万元に書き直させていることを見抜けない日本人トップは実際にいるのである。

騙されているのに、随分値引きしてくれたと喜んでいることになる。同じ会社の人間は、志は本来同じであるべきなのに、実際には違っているとその企業の損益は大変きびしいことになる。

会社が「志不同道不合」の状態にならないように日本人トップは注意しなければならない。

【註】
志同道合 zhi4 tong2 dao4 he2 ジー トン ダオ ホウ