ふいちゃんの中国日記

生活編/出来事

釣行

2009年7月14日

6月上旬、三山島への釣行である。途中で拾った二人が車に入ってきた途端に磯の香りがするので聞いてみた。

「舟を操作する方ですか。」
「そうです。」

こうして、大連の船頭さんは街中に住んでいることを初めて知る。

大窖湾には港があって、開発区の日系企業が製品を輸出する場合、ほとんどこの港を利用している。以前は漁村だったのであろう。開発されていく過程で漁師さんが補償金をもらって廃業する中で港の対岸ではまだ漁がなされている。今回の船頭さんたちもひょっとしたら補償金をもらって廃業した人たちなのかもしれない。

舟のエンジンは手ハンドルでかける。何十年ぶりかで見て、まだこのような方式が現役なのだと知る。スピードはでない。予定では1時間で三山島の漁場へ着くはずだったのに実際はちょうど2時間かかった。

途中でエンジンが停まったのでどうしたのかと思ったら、冷却水がなくなったとかで海水をペットボトルに汲んでは何度かタンクへ入れてようやく再出発である。

初めて大窖湾を海側から見て、大窖湾が一大コンビナート地帯になっていることを知ることができた。