ふいちゃんの中国日記

仕事編

太陽を食った

2009年9月6日

2009年7月22日、皆既日食があった。それまで上海の天気は蒸し暑いが続いていたという。あの日、大連でも外がいつもより暗くなり、使用前の写真フィルムを入れてあるプラスチックケースを通して太陽をみると目を傷めることもなく、くっきりと月と太陽が重なっている姿をみることができた。大連では部分日食であった。

上海ではあの日以来、3週間連続雨の日になってしまったのだという。月が太陽を食ってしまったのが原因だとわたし達を案内してくれた中国人が真面目な顔をして言う。あれから1ヶ月以上も経っているのにそれでもこの蒸し暑さなのだから、真夏の上海の暑さは想像以上なのであろう。

「月が太陽を食ってしまった」という発想法はわたしにはできない。しかし、聞いてみるとなんとなくわかるような気がする。