ふいちゃんの中国日記

生活編/街の風景

秧歌

2009年10月21日

秧歌(yang1 ge・ヤン ガ)は小学館中日辞典によると、「田植え踊り」である。“中国地方の農村で広く行われている。ドラや太鼓に合わせて歌いながら踊る民間舞踊で、節句や祝い事のときに行う”とある。

大連開発区ではあちこちで「秧歌」が踊られている。わたしの知っている限りで言えばある狭い範囲で4箇所知っている。実際には太鼓とドラと笛の生演奏で、独特のリズムを持っていてかなり遠くからでも「あ、今夜もやっているな。」とすぐにわかる。

「田植え踊り」がいまでは庶民の健康増進のための踊りになっていて、天気さえよければ年中毎日踊る人々とそれを観る観衆とで構成されている。

衣装はグループによってまちまちだが、そうじてはでな色の独特の服装である。初めてこの踊っている人々を見たときはなにかの宗教集団なのだろうかと思ったほどだ。90%は女性が占めている。子供も参加しているが若い人は見たことがない。総じて年配の人々が参加している。

足や腕、手の動きはそうむずかしくない感じである。普段動かしていない手足の筋肉を音楽のリズムに乗って動かすことはきっといい気分になってくるのだろう。社交ダンスやゴーゴーと相通じるところがあるのではないかと思う。