ふいちゃんの中国日記

生活編/街の風景

新説:大黒山が岩山になった原因

2009年10月26日


大黒山は開発区だけでなく、金州区をも見下ろしている長白山系最南端の山である。開発区側からみる大黒山は上半分は岩山である。この原因は日露戦争のときに三日三晩燃え続けたからだと聞いていたのだが、じつはそうではないという説である。

燃料不足で、生活用の薪を長年に渡ってこの大黒山から調達したからだというのである。聞いてみるともっともな説だなあというようにも受取れる。

なぜなら、わたしの経験で言うと、四川省のある地方へ行くと、あたり一帯が禿山になっているところがある。原因は薪用の焚き木をこれらの山から採ってきたからだという。

自然の再生産能力以上に人間が木を伐りすぎたというわけである。どちらが真の原因なのかわからないが、どちらももっともらしく聞こえる。