ふいちゃんの中国日記

自然編/動植物

カササギの巣作り

2010年5月31日


中国遼寧省では喜鵲(xi3 que シーイ チュエ カササギ)は吉兆の鳥として扱われている。同じカラスの仲間らしいが、黒色の羽の中に濃い青色と白色が鮮明にはいっているので印象はカラスとはかなり違っている。

小学館:中日辞典によると、「旧時、カササギの鳴き声は喜び事の前兆といわれた。これとは反対に、カラスの鳴き声はよくないことの前兆とされる。」と説明されている。カラスの鳴き声は日本と同じように不吉な泣き声になっているのだ。だが、カササギの鳴き声は「ギャッギャ」と低音で、小鳥のさえずりなどという表現とはほど遠い。

気候がよくなって気温が上がってきたので鳥の活動が活発になって巣作りが始まった。みていると「つがい」が近くの草の上から枯れた小枝を銜えては盛んに巣に運んでいる。たった二日で完成である。鉄塔上の巣も多いが、このように樹木に巣をかけるのも多く観られる光景である。

柳の木などは強風が吹くと結構揺れるのだが、巣は頑丈にできていて壊れたのをまだみたことがない。