ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

両面派

2010年6月30日

こういう人は日本人にもいるし、中国人にもいる。人は少なからずこの種の要素をもっている。なぜなら、人はみな自分がかわいいから。

意味するところはこれも読んで字の如しである。両面派(liang3 mian4 pai4 リャン ミエン パイ)は(言動に)裏表のある人。(対立する双方を)二股かけている連中。(小学館:中日辞典より)。

人の前では「あなたのためには何でしますよ。これは当然のことです。」と言っておいて別の人の前では「本当はこんなことはしたくないのですが、誰誰に言われてやむなくやっています。気を悪くしないでください。」などという実例もある。

世の中に「風見鶏(かざみどり)」という言葉がある。インターネットのWikipediaによると「風見鶏(かざみどり)は、鶏をかたどった風向計。主にヨーロッパの教会堂や住宅の屋根の上に取り付けられている。実際は風向計としてよりも魔除けとして取り付けられることが多い。」とある。

いつも風の方向へ向いていたい、つまりいつも時流に乗っていたいという気持ちは人が自然に持っている気持ちなのかもしれない。