ふいちゃんの中国日記

仕事編

6月の忙しさ

2010年6月30日

本日で6月が終わる。つまり、1年の半分が終わることにもなる。この6月はこの数年でもっとも忙しい6月であった。大連は5月中旬から6月中旬にかけて、長い冬が終わり清々しい気候になる。

大連の気候がよくなるのは待っていたかのように日本からのお客様が大勢来られた。多いときは1週間に3組もあったりする。既存の客先もあれば、新規開拓の客先、新規供給先を探している客先、新製品立上げの客先、あるクレームのため支援を求めてきた客先とさまざまである。

日本人客先の場合は食事の後、カラオケが定番になっている。大連へやってくる日本人客先は一面では仕事が終わった後の夜の大連を期待しているので「接待」は重要な仕事の一つになっている。

昼間の仕事と夜の食事だけならそう疲れないが、カラオケとなると体力勝負になる。まず夜10時前に終わることはないし、場合によっては12時近くになることもある。朝は早いし、どうしても睡眠不足になってくるからだ。これが1ヶ月続くと文字通り体力との勝負である。

夜の接待に関係ない人は「いいなあ、うまいものが食べられてカラオケで遊べて」と皮肉るが「代わってもらえるものなら是非代わってほしい」というのが本音である。だが、わたしなどはまだ楽のほうで、規模の大きい会社の総経理は1週間に3日どころか丸々5日〜6日間休みなしで接待が続くことが多いと聞く。

接待専門役というのがあれば身体は楽になるだろうが、これでは情報交換はうかくいかないだろうし、やはり責任者がお客様を接待するというのは人間関係を深めることと情報交換という観点では大変重要なのである。