ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

臥底

2010年7月5日

世の中、情報戦である。仕事の情報をいかに速く適切に収集するかが大事である。客先の中でどんな新商品の動きがあるか。客先と一緒になって商品開発を行うようにできれば今後の営業成績にプラスになること必定である。それにはそれなりの技術力が要求される。いわゆる開発営業の重要さである。

自分の関係する会社の中で今どんな動きがあるか。知っているようで案外知らないことが多い。当然、アンテナを張っていなければ情報は入ってこない。日本人スタッフと中国人スタッフの間にはそれなりの壁があるから、ただ待っているだけでは情報はなかなか入ってこないものである。

臥底(wo4 di3 ウオー ディーイ)という言葉がある。意味は「(呼応するために)相手側にもぐり込む」で、なぜこんな普段知りようがないような言葉を耳にしたかというと、これもテレビ劇の中で出てきた言葉で、スパイを送り込んだり、裏切り者をあの手この手で取り込んだりして相手側の情報を必死になって取り込もうとしている。

「小人閑居して不善を為す」という言葉がある。とくに、かの国の人は監視されていないとやたら自由ぶりを発揮する。要するに自分で自分の行動を律することができない人が多いのである。ある従業員のめちゃくちゃな目に余る行動がわたしの情報網に引っかかってきて調査確認したところ、会社に多大な損失とモラルの低下をもたらしていることがわかり是正したことがある。

「臥底」までとはいかないが、それなりの情報網の構築が必要である。