ふいちゃんの中国日記

仕事編

辯解

2010年8月28日

辯解(bian4 jie3 ビエン ジエーエ)は現在の日本の漢字では「弁解」であろう。「言い訳」のことである。中国人はすぐに「言い訳」を始めるのが特徴である。品質クレーム等の問題が発生すると「現状把握」が重要であることは釈迦に説法であろう。

現状把握ができ上がると問題の80%くらいは終わったようなものだ。現状把握をするために関係者へ聞き取り調査をしているのにすぐに「言い訳」が始まるので困る。事実状況を確認しているのだから質問に対する返事は通常「Yes」か「No]である。だから言い訳などはいらないのである。

なのに「言い訳」である。止めないと10分でも20分でも延々と続く。少ししゃべらしておいて「ところでわたしの質問に対する返事はどうことになりますか」と遮る。「言いたいことがあったら、先にわたしの質問に答えてから自分の意見を言ってください」と普段から言ってあるのだがいつも自分の意見が先である。

だから、現状把握にけっこう時間がかかることになる。それでも現状把握は問題解決に避けて通れない仕事の手順である。