ふいちゃんの中国日記

生活編/健康

花粉症

2006年3月31日

2月終りから3月初めの約1週間日本へ帰った。例年だと2月中旬から喉が変になり、やがて鼻水が出始め、ついに目頭が痒くなる、つまり花粉症が始まるのであった。このときも5日目ころから鼻水が少し出始め、やはり花粉症の初期症状だなと思っていた。ニュースでは今年は去年より花粉が少ないといっていたが、去年は特別多かっただけで例年並みにはあるのだから当然、花粉症がおきてもおかしくない。

大連へ戻ってから花粉症のことはすっかり忘れていた。なぜなら症状がまったくないからである。地元の人に聞くと5月連休ころに花粉症がでることがあるという。定期的にでていた花粉症がまったくでないのだからものすごく楽である。目頭が痒くなり鼻水が止め処なく出てくるあの症状のつらさと不快さは経験のない人にはわからないであろう。

以前から戦後まもなくから日本で全国的に植えられた杉の品種が原因という話を聞くが、なるほどとわかるような気がする。一種の転地療法と同じ結果になったのだ。なにもしなくてもアレルギーのもとになる物質のないところで生活することにより長年悩んだ花粉症と縁が切れたとは大連へくるときは想像もしていなかったことである。

このごろは中国でも同じ「花粉症」の言葉が聞かれる。だから、中国でも花粉症がないことはないのである。大連は5月が各種の花が咲く時期と聞いている。だから花粉がアレルゲンになるのはまちがいないのであろうが、日本の杉花粉のように大量に飛散することがないということなのであろうか。

花粉症に悩んでいる人は時間の余裕があれば日本で花粉症のひどい3月〜4月を中国で暮らすというのはいい方法ではなかろうかと思う。食費は日本の1割で済むからホテル住まいをしても月に15万円あれば十分なので、たとえば大連開発区にある凱倫飯店の系列の温泉ホテルなどで、毎日を散歩と温泉とあとは自分の趣味で過ごして花粉症を治すというのはどうであろうか。

今はインターネットが発達しているので情報の取込み、発信に日本にいるときより時間はかかるものの、インターネットバンキングを始め日本とまったく同じように利用できるから中国にいてもそう不便はない。