ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座/成語

第五計 趁火打劫

2012年2月22日

 
趁(chen4 チェン)は「ーーーを利用して、ーーーに乗じて、ーーーのうちに」の意。劫(jie2ジエ)は「略奪する、強奪する、かすめ取る」の意。趁火打劫は「火事に乗じて略奪する」となる。つまり、第五計は「火事場どろぼうの勧め」である。趁火打劫は成語で、“火事場どろぼうを働く”(小学館:中日辞典)

日本でも「火事場どろぼう」はいる。だから商店などが火事になったとき、消そうとしてあるいは商品を運び出そうとして扉を開けたりすると火事場どろぼうに遭って商品がなくなる。だから、意図的に扉をあけないこともあると聞く。

世界のあちこちで暴動が発生すると商店のガラスが割られて商品が略奪されるテレビニュースがよく報道される。これは趁暴動(bao4 dong4 バオ ドン)打劫(暴動に乗じてどろぼうを働く)であろう。

“隙があればこれに乗じて取るべし”。古代中国ではこれを卑劣な手段とは考えていない。現代の中国ではどうかわからないが、日本の「敵に塩を送る」を美徳とする風潮とは明らかに違う。(ダイヤモンド社:三十六計 島村義著)

【註】趁熱喫吧 chen4 re4 chi1 ba チェン ラー チー バ 熱いうちに食べてください。