ふいちゃんの中国日記

観光編/成都

バスの中で子育て

2012年5月25日


中国のバスには2種類あって、一つは市などの公的機関が運営しているバス、もう一つは個人経営のバスである。個人経営のバスでも運行管理は公的機関が管理している。

とくに、城市と地方を結ぶ路線は個人経営が多いと聞く。個人経営バスの車掌は奥さんである場合が多い。奥さんでない場合は自分の娘さんとか近い親戚筋の娘さんとかである。直接、金を扱うので信頼できる人が必要ということなのであろう。

四川大地震の震源地へ向かう路線も個人経営で、この男の子はバスの中で養育されている印象である。子供の右に座っている女の人は専属の子守役の女性で、子供用の菓子やバナナなどのおやつをときどき与えていた。きっと、この運転手と奥さん一家も核家族で近くに子守りをしてくれるおじいちゃん、おばあちゃんがいないのであろう。