ふいちゃんの中国日記

観光編/雲南

成都・排隊方式

2012年10月11日


日本では窓口が一つしかない場合は自然に一列になる。そう遠くない過去の中国では窓口が一つでも列などは出来なかった。われ先にと群がって、窓口に先に手を入れた者から処理がなされていた。

さすがに空港の搭乗手続きでは群がるようなことはなかったが、列は各窓口ごとにできていた。日本もかつてはそうだった。しかし、昨今は日本ではフォーク方式の並び方が一般的になってきた。中国も最近はフォーク方式になっているが乗客なかにはまだ不慣れの人もいてときどき注意されているのを見かける。

フォーク方式(の並び方)というのはなかなかいい表現だと思う。あるいは別の呼び方があるのか、よくわからない。柄のところでは一本(=1列)で、先端の刺す部分から枝分かれして処理の終わった各窓口に進む。この並び方だと並んだ順番の人ごとに手続きが始まる。

以前、中国の出国手続きのとき、係官による事務処理の時間にはあきれるほどの差があった。30分も並んでいるのにまだ先が長い列に並んだままになった経験がある。隣の列では後から来た人が先にどんどん手続きを終わって中に入っていく。時間がないときなどは気が気でなくなる。

フォーク方式では列に並んだ順番に処理がなされることになるから、窓口全体の処理時間に影響されるだけである。久しぶりの成都の双流空港もフォーク方式の並び方に変わっていた。

【註】
排隊方式 pai2 dui4 fang1 shi4 パイドイ ファンシー 列に並ぶ方式