ふいちゃんの中国日記

つれづれ編

高龍寺

2013年11月4日


2013年9月21日山梨県北杜市武川町の高龍寺を訪れる。ちょうど彼岸花が咲いていたころで、この寺も曹洞宗である。おそらく武田信玄の影響が少なからず及んでいるのであろう。

この地域はおいしいお米がとれる「武川米」の産地で知られている。また勇敢な「武川衆」としても知られており、徳川家康に重宝されている。

この高龍寺にもカヤの大木がありたくさんの実をつけていた。ガイドさんの説明によると、寺とカヤとの関係はこういうことらしい。つまり坊主も人の子、修行中に眠くなるとこのカヤの実をかじって眠気覚ましにしていたのだという。わたしはカヤの実をかじったことはないが、それはとても苦いらしい。

カヤは将棋盤や碁盤の材料として有名。たとえばカヤの碁盤は石を打つと弾力性があり、少し凹む。

しかし時間が経つとこの凹みは徐々にもとに戻って平な面になる。

カヤの将棋盤や碁盤は大変高価で厚手の物は一面数十万円以上する。

最近、カヤの大木は年々少なくなっており希少価値が増している。