ふいちゃんの中国日記

観光編/大連近郊

金石灘賞石館

2006年5月24日

大連には電車が走っている。
わたしのアパートからの最寄り駅は“開発区駅”。
歩いて10分足らずの距離にある。
開発区駅で電車に乗って東方向へ行くと終着駅が“金石灘”駅。
開発区駅→保税区駅を過ぎるとそこから金石灘駅までのいくつかの駅のまわりにはまだ目立つ物は何もない。

こういう状況をみるとこの路線の開発区以東は地域振興あるいは観光開発を目的とした路線であるかのような印象を受ける。
最終駅の金石灘は観光地である。
海のそばにあって、海水浴場、蝋人形館、賞石館、民俗館、ゴルフ場、中華武館など、全部見ると1日たっぷりかかる内容で、専用バスが約10分おきに出ており、とても便利である。
1周で一人10元。途中は自由乗降で、見たいところで降りて見終わったらやってきた専用バスに乗ってまた次へ移動といった塩梅である。
夏は海水浴客で賑わいそうだ。

わたしにとって印象の深かったところは民俗館と賞石館の2箇所。
民俗館は100年くらい前から今日までの中国の発展を理解するのに好都合な資料が多方面に渡ってさまざまな物が展示されている。
通常、この種の展示場はありきたりのものが少なくないが、ここの民俗館は一見に値する内容である。
民俗博物館と言ったほうがよいのではないかと思う。

賞石館は日本では見たこともないようなみごとな石が所狭しと展示されている。
石に興味のある人にとっては楽しい時間を過ごせる空間である。
ここは写真撮影は禁止になっていない。
土産物に石の飾り物が売られている。
いろいろな模様があって少し買ってきた。
1個10元で値段も手ごろである。
日本人観光客が増えたらまとめ買いして品薄になり、値段が一気に上がってしまいそうなほどいい物がたくさんある。

 【註】
   金石灘 jinshi tan ジンシイ タン
   開発区 kaifa qu カイファ チイ
   保税区 baoshui qu バアオシュイ チイ