ふいちゃんの中国日記

つれづれ編

手術前の執刀医の説明

2014年8月1日


夕方に執刀医の説明があった。人口呼吸器装着時の前差し歯の折れが気になっていたので早速聞いてみた。

「丸々と太った看護師からの説明によると人口呼吸器装着時に前の差し歯が折れることもあるそうですがそうなのですか。」
「あなたの歯並びならば全然問題はありません。歯並びが揃っていない人の場合に発生する危険性はあります。発生事例はありますので看護師は過去の事例に基づいて説明したものです。」

ということだったのでこの件はひとまず安心。

「手術は腹腔鏡方式でへそ、みぞおち、胆嚢の右横の三か所に穴を開けて行う予定です。この方式が傷痕が最も少なくて済みます。この方式でまず胆嚢の近辺を直接観察し、ダメな場合は従来の開腹方式に切り替えます。開腹方式の場合は傷痕が大きく残ることになります。」

と、漫画を描きながらの説明だったのでよく理解できた。術後、手で触ってみたら前歯も折れていなく、開腹もされていなかったので予定通りの腹腔鏡方式だったことがわかった。この腹腔鏡方式は今世界の主流方式らしい。

「胆嚢を取ったあとは縫うのですか。」
「いえ、縫いません。胆管から伸びた胆嚢の部分をチタン金属でクリップして遮断します。さらにその先をもう一度チタン金属でクリップしてからさらにその先で切断します。」
「運動するとき金属部分が揺れたりすることはないのですか。」
「ありません。MRI(核磁気共鳴)検査も問題なく受けることができます。」
「死亡危険率はどのくらいですか。」
「危険率は2万人に1人です。」

2万人に1人とは50ppmであり、ある程度危険率は高いのだと認識。20万人に1人だったら5ppmとなり危険率はかなり低くなるのだが。全身麻酔なので、麻酔が効いてきたら自力呼吸ができなくなるのだからその方面での危険率もあるのであろう。

「出血が80㏄以上になると輸血をします。その場合、エイズや肝炎などの感染症に感染する危険性はゼロではありません。80㏄以下の場合は輸血はしません。」

「胆嚢の機能は肝臓で作られた胆汁を一時貯蔵し、脂肪分が腸に来たときにその胆汁が必要量出されて脂肪の消化を行うと教わってきましたが、胆嚢という貯蔵庫がなくなれば、それができなくなって脂肪分の消化不良になるのではありませんか。」

「それは大丈夫です。肝臓はうまくできていて、胆嚢がなくなれば胆汁を作る能力が大きくなって必要な胆汁の量が作れるようになっていきます。」
「そうなのですか。うまくできているのですね。」
「以上で説明は終了です。そのほか何か聞きたいことはありますか。」
「いえ、ありません。」
「ではこの承諾書にサインしてください。」

とにかく手術台に上がったら医師と看護師にすべてをゆだねるしかないのだと覚悟を決め、承諾書にサインした。