ふいちゃんの中国日記

つれづれ編

麻酔医の仕事

2014年8月4日


「横向きになってください。」と看護師に言われて横向きになる。麻酔医と思われる指先がわたしの背骨を頭のほうから1,2,3,4,5,6,7となぞっていく。手術室に入る前、わたしが着せられたのは背面が開いた手術衣で、背中部分は丸見えである。

「ここから麻酔液を入れる針を刺し入れます。」と女性の声。麻酔医は女性だとわかる。いよいよ手術の始まりである。少し経って金属製の感触のある平板の物をわたしの臀部付近に当てながら聞く。

「ここは冷たいですか。温かいですか。」
「そこは冷たいです。」
「そこは温かいです。」と都度都度答える。
「もうすぐ麻酔が効いてきます。」という声を聞いて5秒もしないうちにわたしの意識は完全になくなっていた。

わたしの意識が戻ってきたのを自覚したのは手術室を出て病室への通路を運ばれていたときである。手術のあと一晩は個室で看護師の特別監視下に置かれる。わたしが病室に戻ってきたのは11時半ころだと聞いた。手術室にはいったのは9時前だから、約2時間半で手術は終了したことになる。

看護師から事前に説明をきいた話では麻酔医は手術中、手術室にいて血圧、体温、脈拍などを常時観察しながら麻酔の情況を適正に管理していくのだという。

麻酔等の準備、腹部を閉じてから麻酔が覚めるまでの時間をざっとみて1時間とすると、腹部の中で胆嚢を取出す時間は約1時間半ということであろうか。

麻酔液のチュ-ブは背骨の間の針につながれており、手術中も病室に戻ったあとも痛みは全くなかった。