ふいちゃんの中国日記

つれづれ編

盂蘭盆会

2014年8月15日


8月13日~15日は日本のお盆で、製造業はほとんど休みである。お盆で帰省する高速道路は渋滞しているが街中の車はいつもより少ない。

わたしの小さい頃、盆になると毎年父親が7~8本の竹の棒の先に自家製の松明を刺して燃やしていた。どういうわけなのか聞いたような気がする。先祖に家の場所がわかるようにするためだったような気がするが定かではない。

仏前には菓子や果物以外に茄子に木の小枝を4本刺した乗り物を供え、先祖が天国へ戻っていくときこれに乗って帰るのだと教えられた
。
しかし、わたしはこれらの風習を子供たちに全く伝えていない。家督を相続した長男(今はその息子)は先祖をどのように供養しているのかも詳しいことは聞いていない。

日本の盆に相当するのが中国の盂蘭盆会(yu2 lan2 pen2 hui4 ウー ラン ペン フイ)である。わたし達が口にする「うら盆」はこの「盂蘭盆」そのものである。はるか昔に中国から日本へ伝来した風俗習慣が現在も日本人に根付いている。

大連ではこの日、道路の角で「焼紙 shao1 zhi3 シャオ ジーイ」の習慣が今も残っている。近年、中国の大都市では「焼紙」の習慣は禁止されたそうであるが、先祖を敬う庶民の風習は根強く残っているようだ。農村では禁止されていないとのこと。

経済発展で農村から都会への人口流入が大きいと聞く中国であるが、一口に言えば中国の人口の80%は農民と言われてきたことからすれば、この風習は今も中国で広範囲に残っていると見てよいのかもしれない。

<註>
盂蘭盆会 yu2 lan2 pen2 hui4 ウー ラン ペン フイ お盆
うら盆 盂蘭盆(日本語) 旧暦7月15日に祖先の霊をまつる行事(机上辞典:誠文堂新光社)
焼紙 shao1 zhi3 シャオ ジーイ ①(死者があの世で使えるように)紙で作った銭(紙幣)を焼く。②(死者のために焼く)紙幣。紙に銭の形を打ちだしたり、印刷したりする。(中日辞典:小学館)