ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

換湯不換薬

2014年12月24日


換湯不換薬(huan4 tang1 bu4 huan4 yao4 フアン タン ブー フアン ヤオ)は諺で、(煎じ薬の)湯を換えて薬を換えない;<比喩>形式だけを変えて内容を変えない、意味。

こういう諺があるということは大昔からこういうことが実際に行われていたということであろう。以前のある経験を思い出す。

約20年前、中国四川省成都で仕事をしていた頃のこと。中華レストランで食事していたとき、野菜の炒めものを皆で食べていた。絡まった長い頭髪が入っていたので服務員に事情を説明し、不衛生だからと交換を要求した。

服務員は了承し、新規に作るからと皿を厨房へ持ち帰った。しばらくして新しい熱い野菜の炒めものがテーブルへ運ばれてきた。わたし達は食べ始めてすぐに気がついた。さきほどの絡まった長い頭髪がまた出てきたのだった。

つまり、厨房では絡まった頭髪の炒めものをそのまま炒め直しただけだったのである。わたし達はその皿の炒めものは食べるのをやめた。わたし達は囁き合った。これでは絡まった頭髪をただ取り除いて炒め直しただけでも、客のわたし達には全くわからないねと。

当時はこういう諺を知らなかったが、わたしたちの経験した内容はまさにこの「換湯不換薬」だったのだ。日本でも役所で問題が生じると、部門の名称だけ変えて構成メンバーはほとんど不変というのがよくあります。

<註>(中日辞典:小学館)
換湯不換薬 huan4 tang1 bu4 huan4 yao4 フアン タン ブー フアン ヤオ 
  (諺)(煎じ薬の)湯を換えて薬を換えない;<比喩>形式だけを変えて内容を変えない。