ふいちゃんの中国日記

仕事編

お茶

2006年9月29日

日本からのお客様と会議室で打合せ中に事務員がお茶を運んでくる。
なぜかまずわたしの前に置こうとするので制してお客様のほうへ先に出すよう手で示す。
すると端に座っているお客様からお茶を出していく。
お客様の手前、さすがにわたしもあまりうるさくは言わない。

お客様が帰ってからさっそくその事務員を呼び、お茶の出しかたを絵で描いて教育。
董事長がいようとお客様が優先。
お客様の中でも職位の上の方から出していく。
お客様が終ったら、こちら側も職位順に出していくこと。
すると
「お客様の順番がわかりません。」
「慣れてくると自然にわかってくるよ。」
「やはりわかりません。」
「だいたい、中央にいる人が職位が上の場合が多い。慣れるまではわたしが教えてあげるから心配しなくていい。」
「はい、わかりました。」

管理課長に接遇教育はどうなっているのかと尋ねると
「最初にきちんと教えました。」という返事であった。
「作業標準と同じだよ。教えて、やらしてみて、できるかどうかを確認したのかい。」
「確認はしませんでした。」
「問題はそこだな。」
「はい、わかりました。」

こんな簡単なことでも中国ではけっこう躾に時間がかかる。
「うちは5S運動をやっているだろう。5番目のSは管理課の場合はこれがその一つだよ。」
「はい、よくわかりました。」
とにかく根気よくやっていくしかないのだ。