ふいちゃんの中国日記

仕事編

またタバコ休憩

2006年10月22日

営業で日系企業へ電話訪問しているとそれぞれ固有の状況があって、いろいろと面白いことに出くわす。
開発区にある某会社の資材部門の日本人責任者は何度電話しても席にいない。
居留守ではなく本当にいないようなのだ。
電話を受けた人はおそらく通訳だろうと思われる日本語の話せる女性である。

その女性が言う。「いまタバコ休憩に行っています。」
言葉の端に笑いが含まれている。
「ふーむ暇そうな人のようだな。」とピンとくる。
この人も何度、何日間も電話しても一向につながらない人である。
何度も電話しているとこちらも状況がわかってくるので「今、席にいません。」という返事が返ってくるとすかさず、「タバコ休憩ですか。」と聞く。
いつもの声の女性は「多分そうだと思います。」と笑って答えてくる。

電話は用があってしているのだから、いくら営業電話訪問とは言え、こう何度も何度も電話していれば、「あっ、またいつもの人だ」くらいには思ってこちらの名前くらい聞いてくれてもよさそうなものだがと勝手に思っても、こちらではまずそういうことはない。
居なければ居ないでそれで終りである。

それにしてもこの会社の資材部門の責任者はとても時間に余裕がありそうである。