ふいちゃんの中国日記

生活編/衣食住

暖房

2006年11月29日

寒い地域ほど冬の暖房対策は整っている。
このところの大連は最高3〜4℃、最低マイナス3〜4℃の気温が続いている。
だが、部屋の中は暖かく、もちろん冬だから春のような暖かさではないが、ごく普通の衣類で充分である。
少し天気がいい日だと暖かすぎて上の作業衣を脱ぎたくなるほどのときもある。

工場の事務所には大連市から暖房パイプにお湯が供給されているので電気で加熱されたのと違って柔らかい暖かさである。
出社して朝一番寒い時間帯に事務所に入ってコートを脱いでも少し暑いくらいの室温になっているときさえある。

これに対して中途半端に寒い地域の方が冬は大変である。
例えば四川省の成都は長江の北側に位置しているが「南方」に分類されている。
ここでは冬は一般に暖房がないのでとても寒い。
気温がマイナスになることは滅多にないけれど0℃〜8℃くらいだから寒いのである。

だから部屋の中でも外と同じようにオーバーコートを着たりしている。
長江が注ぎ込む上海も同様に寒い。
しかし、経済発展につれてこれらの地域でも将来一般家庭に暖房が入ってくる可能性はある。

ちなみに今夜のわたしの部屋の温度は19℃で、厚めのナイトガウンを着ると少し暑く感じるほどである。
外気温は恐らく0℃かマイナスだろう。私の勤める工場ではこの冬の暖房費が300万円ほどで、わたしの部屋でも5万円ほどの額になっている。
これらの金額は暖房する面積に比例している。