ふいちゃんの中国日記

つれづれ編/フットパス編

超ミニ都江堰

2017年5月29日


 中国四川省の成都市へ旅行した日本人はかなり多いのではないだろうか。成都へ行くとほぼ100%組み込まれている観光コースの一つに都江堰(du1 jiang1 yan4)がある。この都江堰は岷山(min2 shan1)から流れ出た岷江(min2 jiang1)の水を成都盆地に安定的に分流して流す構造になっており、成都盆地に洪水が発生しないように工夫されている。

 山梨県甲斐市のフットパスに参加して甲斐市を流れる「一の堰」を訪れたとき、基本原理が都江堰と全く同じである水量安定方式が採用されていることに気がついて心が躍った。

 昔から農業用水の分流は生活に直結していた。写真左は変則三分一(さんぶんいち)のように見える。つまり分流が均一でないように見える。写真左の左側の水路を①、中央の水路を②、右側の水路を③としよう。写真右の横方向の水路は①である。

 右側写真のように水路①はここで水路がT字になっている。T字の部分には分厚い板があり、板の高さは堤防の高さより低い。板の高さより多い水は自然に手前側に流出して水路②へ還流するようになっている。このようにして水路①の水量はある程度一定に保たれることになる。板の長さを延ばせば水量の一定度はより安定してくる。

 この基本原理はまさに都江堰のそれである。