ふいちゃんの中国日記

自然編/童牛嶺

猫頭鷹

2007年4月10日



この字は猫頭鷹の鷹が中心にあって、前の2文字はその鷹がどういう形をしているかを説明している。中国語の命名法にはこのようなパタ−ンがけっこうあって、慣れてくると楽しくなってくるし、このような名前は大体一回で覚えてしまう。

ここまできたら、もう気がつく人も多いと思う。猫の頭をした鷹とはつまり「ふくろう」のことである。形容的にはピッタリの表現だなあと感心する。

この猫頭鷹がじつは童牛嶺の林の中にある。葉っぱがない冬は気がつくが、春になって葉が出てくると葉に隠されて見えなくなる。いまでも雉の鳴き声が聞こえてくる童牛嶺だから猫頭鷹も棲息しているのかもしれない。

だが、猫頭鷹が棲むような大木の洞穴どころか大木そのものが今の童牛嶺には見当たらないから、以前いたのか、あるいは今もいるのか、夜は童牛嶺に行ったことがないのでそこら辺はさっぱりわからない。

【註】
猫頭鷹 maotou ying マオトウ イン ふくろう