ふいちゃんの中国日記

生活編/大連カラオケ事情

カラオケ採点

2007年7月4日

大連にある日本式カラオケ店には当然、日本の歌が日本と同じくらい豊富である。中国だから、これも当然のように中国の歌もたくさんある。さらに韓国の歌も相当数ある。

韓国に長期駐在したことのある人が大連に来ると韓国の歌が歌えるので評判がよい。日本の歌は歌い終わればそれでおしまいであるが、中国の歌は採点が画面に表示される。だが、この採点というのは怪しいものだ。

カラオケ店によってこの採点の基準はまったく違っている。歌える中国の歌のレパートリーは広くないからどこのカラオケ店へ行っても歌うのは大体同じである。よく歌うのに「両只蝴蝶」がある。

Kカラオケ店ではいつ歌っても98点ほどの高得点になる。「あなたのレベルはプロ並です」と画面に表示され、客はいい気分にされる。ところがこの歌を別のRカラオケ店で歌うといつも75点くらいで、「あなたはまだまだ努力が必要である」と画面に表示される。

これは明らかにおかしい。結論的にいうとKカラオケ店の採点基準がおかしい。ときどき招待するお客様でカラオクは大好きだが、歌の方はけっこう音をはずしたりして上手とはいえないのだが、この人もいつも95点くらいの点数になる。これで95点だったら、わたしのは150点くらいにはなってもおかしくないと思うのだが、100点満点なのでそうはいかない。

つまり、Kカラオケ店のほうが変で、Rカラオケ店のほうが正確のように思えるのである。しかし、客のほうは圧倒的にKカラオケ店のほうが多い。結論からいうと、こんな採点などというのは客の気持ちをくすぐるために表示すればいいわけで、どんな歌でも高得点が表示されるようにしておくほうが商売上手ということなのであろう。

歌っているご本人は自分が下手だなどと思っている人はほとんどいないのだから、高得点が出るように設定しておくほうが客は喜ぶというものだ。