ふいちゃんの中国日記

生活編/大連カラオケ事情

打飛機

2007年7月12日


あるお客さまを招待してクラブRへ行った。このクラブは客があまり多くなさそうで、ママさんがその分、時間に余裕があるのであろうか、20〜30分は平気でお客さんと話をしている。これまでの例では客の多いクラブではママが来てもほんの挨拶程度で、ものの2分もいないし、ときにはまったく顔を出さないようなときもあったりで、ママさんと話しをするような機会は案外少ないものなのだが、このクラブRはそこら辺がぜんぜん違っている。

どうやらここのママさんは話好きなようだ。接客業に向いているのであろう。このくらい長い時間、話ができるとママさんの人柄がおよそ把握できるようになる。招待したお客さまとこのママさんがウマがあうのであろうか、すっかり仲良しになってけっこう突っ込んだ際どい話にまで進展している。

「自分はもういい歳だが、あちらのほうはまだ現役だ。」
「しかし、相手がいないのだ。何とかならないものかね。」
「そういうときは“打飛機”で我慢してください。」
「えっ、それどういう意味。」
「あら、知っているでしょう。」
「いや、知らない。」
「教えてくれ。」
「じゃあ、じゃんけんで負けたら教えてあげる。」

ということになって、お客さまとママさんとでじゃんけんが始まった。
「剪・包・錘」

結局ママさんが負けて、書いてくれたのがこれ。なるほど。このママさんの日本語レベルは相当なものとみる。

【註】
打飛機 da feiji ダア フェイジー 機=机 飛機は飛行機のこと
剪・包・錘 jian bao chui ジエーン バオ チュイ じゃんけんぽん