ふいちゃんの中国日記

社会編/経済

病院の割引券

2007年7月16日

日本では想像できないかもしれないが、「何でもあり」の中国だから格別に驚くほどのことではないのかもしれない。医は医療行為として神聖なものという意識がある一方、医は算術という言葉もある。しかし、病院の割引券となるとこれは完全に医療が経済行為という認識の下での行動のように思えてくる。

中国では瀕死の状態でも金を先に払わないと治療もしてくれないそうだから、これも医療が完全に経済行為として認識されているひとつの証拠なのかもしれない。瀕死の状態の患者に対して医者が、これこれの治療をすればいくらかかるけれどもどうしますか、いやそれは高いからいくらかまけてくださいと、医者と患者が治療方法を決める前に値引き交渉をするなど、笑い話の領域を超えている。

値引き交渉をしている途中で心臓が止まったりしたらどうなるのだろうか。