ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座/成語

肚臍眼子

2007年7月26日

これは“ヘソ”である。“肚臍”を直訳すると“肚子(お腹)”の“臍(ヘソ)”となるのであるが、“肚臍”の日本語訳はこれもヘソである。“肚臍”だけでもヘソを意味するのに、さらにわざわざ“眼子”をつけて言う。“眼子”は眼である。ところが“肚臍眼子”もまた日本語訳は“ヘソ”なのである(現代中国語辞典:光世館)。

つまり、単に“臍”と書けばいいところを“肚臍眼子”と4文字にしてヘソと言わせているところに何か深い意味があるような気がするのだが、素人の悲しさでこれ以上はわからない。ヘソは昔の人から見ると身体全体の眼のような存在に感じられたので“肚臍眼子”となったのであろうか。

中国にヘソ蜜柑というのがあって、ちょうどヘタの部分がヘソのような感じなのでヘソ蜜柑と呼ばれている。これはたいへんおいしくてわたしの好きな柑橘類のひとつであるが、中国語では“橙臍”と書く。

“橙”の英語名は“orange”(現代漢英詞典:外語教学与研究出版社)なので、“ヘソ蜜柑”はわたしたちが通常オレンジと呼んでいる柑橘類の親戚かもしれない。外観的には似ているがよくみると少し感じが違う。

【註】
肚臍 du ji ドウジイ ヘソ
臍  ji ジイ ヘソ
眼子 yanzi イエンズ 眼
肚臍眼子 duji yanzi ドウジイ イエンズ ヘソ
橙臍 chengji チョンジイ ヘソ蜜柑