ふいちゃんの中国日記

社会編/治安

何でもあり(1/3)

2007年8月17日

日本では想像したこともないようなことが中国ではふんだんにある。称して「何でもあり」。

1)道路の横断
法律(交通ルール)はあるが、実質ないに近い。交差点や道路を渡るとき、人は渡りたいと思ったら渡る。個人の責任において危険性と便利性を比較判断して行動する。というよりも渡りたいのだからどうして信号が青になるまで待たなければならないのか。だから交差点で信号に関係なく横断している人を日常茶飯事的に眼にすることができる。

2)信号無視の車
中国の車は交差点に入るときは基本的に徐行体制に入る。理由は、例え青信号でも赤信号側から進入してくる車があるから。そのような車があるので、青信号であってもいつでも停止できるような速度に落として交差点を通過する。

日本のように赤信号側は当然止まるものだという相互信頼の原則はない。日本は交差点でも速度を緩めることは普通ない。黄色になったから交差点から出ようとして加速したりすると、赤信号側から入ってきた車を避けることができないので非常に危険である。

3)運転免許証・プレート番号
これにも偽物があるという。わたしは偽の免許証を実際に見たことはまだないが、中国人は当然のようにあると言っている。だから免許証なしで運転している人はたくさんいることになる。さらにプレート番号のない車やオートバイがある。警察に見つかったらヤバイのでないかと思って尋ねると朝は早くて、夜は残業で遅くなるからおまわりさんは朝はまだ出勤していないし、夜は眠っているので大丈夫という。

4)車優先
日本は人優先であるが、中国は車優先である。交差点で青だからと安心して渡っていると危ない。常に左右前後に目配りしながら渡ったほうがいい。信号のない横断歩道を渡るときは特に注意が必要。人が渡っているからといって車は停まってくれない。だから人が停まって車の通りすぎるのを待って渡る。中国人は基本的に自分中心である。だから、ぶつかって被害の大きいほうが停まることになる。

5)無灯火の車
これは非常に危険である。暗がりの中の無灯火は気がつきにくくて、ヒヤッとしたことが何度かある。横断歩道を渡るとき、中国は車は右側通行だから、まず左を見る。中央まで来ると右を見るのだが、車のライトがかなり遠いから大丈夫と思って渡っていると、無灯火の車がすぐ近くにいたりしてヒヤッとさせられる。信じられないことだが、無灯火の車は必ずいる。バイクの無灯火はもっと多い。