ふいちゃんの中国日記

社会編/治安

何でもあり(2/3)

2007年8月18日

6)偽札
横行している。だからどこでも、100元札を払うと、金に余裕のあるところは自動識別機を買ってこれで識別する。ないところはピンピンと爪先で弾いて音を確認したり透かしてみたり、100%偽物かどうかをチェックする。ひどいところでは100元札はダメ、50元札か10元札でくれと請求されたりする。100元札をチェックしないで受取ったところを見たことがない。

7)営業許可証
中国では正規に商売しようとすると営業許可証が必要である。以前、ある中国系企業と取引をする話があったが、あそこの営業許可証は偽物だからと取引がご破算になった経験がある。

8)CD,DVD,コンピュータソフトの海賊版
偽物だらけで、CADなどのソフトも30元くらいで入手できる。普通のCD,DVDなどは3元程度で買える。中国人のおそらく99%の人には著作権などと言う概念はない。

9)行列は並ばないもの
バスの乗車券購入、バスや電車に乗車の順番、病院の申込みなど、たくさんの人が
来た者順にならんで待つということはない。割込みは当然、割込まれてもおこったりしている光景をみたことはない。

10)エレベーターは入り優先
エレベーターがとまって扉があくと乗る人がわれ先にと入ってくる。日本人の感覚では降りる人が優先だと思うのだが。とにかくおとなしくしていると降りられなくなることがある。また、エレベーターの中でタバコを吸うことをなんとも思っていない人がたくさんいる。

11)履歴書
全然信用できない。うそか本当か調べる時間的余裕はないから、単なる参考資料にすぎない。職歴なども故意か偶然か不明だが、書かれていない部分が結構あったりする。だから、面接は重要である。私の会社では算数試験、検査適確性、協調性を調べる筆記試験でふるいにかけたあと、面接で最終判断する。

12)監視されていないと仕事をしない
日本人もいないことはないが、中国は徹底している。とくに職位が下へいけばいくほど、この傾向は顕著になる。

13)手抜き作業
自分の懐に影響がない場合は仕事はずぼらである(いわゆる手抜き)。検査作業で、不良品が後工程へ流れても、その結果が自分の懐に影響なければ検査はいい加減である。しかし、不良品が後工程へ流出した場合、再検査とか本人の懐に関係があるようにすると、検査精度が信じられないほど格段に向上する。