ふいちゃんの中国日記

社会編/治安

南方はもっと怖い

2007年9月17日

日本の機械・設備、測定器関係の商社マンが時折りわが社にも訪問してくる。日本から直接くる場合もあれば、上海あたりに駐在所を設けてそこから南方へ行ったり、北方へ来たりといった営業活動をしているところもある。

日本の主な大・中・小の商社はどこも中国へ進出していると思ってまちがいなさそうだ。日本から直接来る場合はほとんど、先に南方へ行ってそこから徐々に北上してきて、最後は大連あるいは瀋陽あたりで打ち止めというケースが多いようだ。

大連も最近は治安が悪くなったとはいえ、中国全体ではまだまだいい方で、大連を含む東北三省(遼寧省・吉林省・黒龍江省)は中国の中でも治安が比較的いいほうだという話を耳にする。

南方の最近の治安の悪さはひどいという話をこれらの商社の人々が語ってくれる。最近、南方では日本人はタクシーに乗らないのが鉄則だという。うっかり、タクシーなどに乗ったら見知らぬれてところへつれていかれて、すべて略奪されてパンツ一枚で放り出される被害が続出しているのだという。

南方で仕事している日本人(会社から派遣された人でなく、一匹狼的に働いている日本人)の多くは身の危険を感じてタクシーがまだ安全な北方で仕事をしたいという転職組が増えているというのだ。

日本人も中国でタクシーに乗るときは中国人と同様に助手席へのるべきかもしれない。どこかへ連れていかれそうになったら、隣の運転手へ襲いかかればいいのだ。うっかり後部座席に乗ったら、鉄格子で仕切られているから運転手の思いのままに連れていかれて追剥ぎ同様なひどい目に遭うことになり兼ねない。